Lightroomのヒストグラムとシャドウの関係(基本補正)
「この写真全体的に暗いなぁ」っと思うことありますよね?
そんなとき、私は「シャドウ補正」を使って写真全体の明るさを整えます。
もちろん「シャドウ」以外のハイライト・白レベル・黒レベル・露光量などの補正機能も使用します。
今回は、前回紹介した「ハイライト補正」と真逆の機能となる「シャドウ」についての記事になります。
暗い部分を軸に明るさを調整する
ハイライトは明るい部分を軸に明るさを調整する機能です。
シャドウは暗い部分を軸に明るさを調整する機能になります。
つまり影になっている部分の暗さを軽減させることができるんです。
使用方法
プラス値にするほど、暗い部分(シャドウ部分)が明るくなります。
マイナス値にするほど、暗い部分(シャドウ部分)が濃くなります。
プラスにするほど、明るい写真になる。
マイナスにするほど、暗い写真になる。
レフ版を使ったような効果になる
シャドウをプラス値にする程、暗い部分にハイライトの明るさをレフ版で反射させたような補正が可能。
写真のハイライト部分をシャドウ側へ反射させたようなイメージ
赤く塗られた箇所はハイライト(明るい)部分です。
レフ版を使い、塗りつぶされていない部分に反射させて、暗い部分を明るくさせるイメージです。黒つぶれを軽減させる
シャドウ補正の最大のポイントは黒つぶれ・シャドウ部分の階調を蘇らせる。
補正中に発生してしまった、黒つぶれもプラスのシャドウ補正で軽減させることが可能
下の写真は、力丸さんの目のあたりに黒つぶれが発生しています。
青く塗られた部分が黒つぶれしてしまっている箇所です。
シャドウの値を+100へ移動させると…
こんな感じに、暗い表情に明るさが蘇りました。
同時に周囲の暗い箇所もバランスよく補正してくれる優れものなのです。
全体のバランスを自動で補正
シャドウもハイライトと同じように、暗い部分の階調のみを補正するだけではなく全体の明るさ(光の分布)をバランスよく補正してくれる。
そのため自然な印象を残しつつ、シャドウ補正を行うことができる。
●比較画像(レベル別)
シャドウ(±0)
シャドウ(-100)
シャドウ(+100)
マイナス値に行くほど暗い場所が、より暗くなる。
プラス値に行くほど暗い場所が、明るくなる。
ヒストグラムを確認
シャドウ側のみが補正されるわけではなく、他全体の階調もバランスをとって自動補正されている。
まとめ
ハイライトとは逆の機能
ハイライトは、写真の明るい箇所(ハイライト部分)の明るさを調整する補正機能
シャドウは写真の暗い箇所(シャドウ部分)の明るさを調整する補正機能
黒つぶれを軽減させる
写真の暗い場所、あるいは影などの暗い部分に明るさを蘇らせてあげることができる。
ただし、写真全体の明るさにも影響される。
自分の場合は、日中に撮影した写真はプラス補正で明るさを整えます。
ハイライトとシャドウはセットでいつも補正しています。
っとこんな感じかなぁ。
ばいばいぃ