Lightroom classic CCの明瞭度とコントラストの違い(基本補正)
今回は明瞭度。
ぬい撮り撮影の写真編集の際は結構使う補正です。
明瞭度とコントラストの補正はちょっと違うので記録しておきます。
明瞭度
明瞭度とは
写真の細部のコントラストを補正する機能です。
コントラストと明瞭度の違いとは
基本補正の「コントラスト」は写真全体の明るさの中間にあたる輝度や明暗のバランスを調整する補正です。
明瞭度は、細部のコントラストを調整する機能なので基本補正の「コントラスト」とは違い写真全体の階調に影響を与えないことが特徴です。
コントラスト(+100)と明瞭度(+100)の違い
コントラストは、全体の明暗部と輝度部をくっきりと表現させるため、プラス補正すると黒つぶれが起きやすくなります。
明瞭度は、細部のコントラストをくっきりとさせるため、さほど写真全体の輝度や明暗に影響を与えずに補正が可能となっています。
コントラストを補正すると中間部の明るさのバランスが左右へ広がっていくのに対して、明瞭度は原型をほぼ残した状態で補正しています。
ディテールは互いに、同じぐらいクッキリと補正されていますが、明瞭度は階調に影響をなるべく与えずに補正を掛けるため、ディテールのみがクッキリと補正されたような仕上がりになっています。
コントラスト(-100)と明瞭度(-100)の違い
基本補正の「コントラスト」は写真全体の輝度と明暗の調整をするので、細部の明暗や輝度やそれほど調整がされないため、ディテールが少し残っています。
対して、明瞭度側は細部のコントラストを補正しているのでディテールがつぶれています。なんだかフワフワな感じに見えますね。
階調については、明瞭度は変化がありません。
基本補正「コントラスト」は全体の輝度と明暗のバランスの補正になるので、マイナス補正で全体的に眠たい淡い写真になります。
また黒レベル側の明るさが底上げされるので黒の部分がほとんどなくなりました。
明瞭度は、細部の輝度と明暗の差の補正なので階調のバランスの変化はさほどありません。
マイナス補正をかけると、細部の明暗部と輝度部のディテールに差が出てきます。
暗い部分は、ほぼそのまま。(若干暗くなるのでディテールが強調されます)
明るい部分は白くつぶれてしまっています。
今回のまとめ
コントラストは、中間調部分の明暗と輝度の補正の写真全体に適用されるため、低ければ眠たい淡い写真にな、高ければクッキリとするが暗い部分は黒つぶれしてしまう可能性があります。
明瞭度は、主に輝度の中間調部分の補正を行うため、明暗部にはさほど影響を与えない。
自分が編集する際は、ほぼコントラストは補正しません。
変わりに明瞭度は補正しています。
ぬい撮りの場合なんかは特にそうです。
ふんわり仕上げたいのに、全体的にクッキリしちゃったら台無しだから(笑)
ってだけの理由で使ってません。
風景写真とかには、効果抜群だと思います。
ってことで、ばいばいぃ